日本共産党札幌市議団(池田由美団長)は、国に陸上自衛隊オスプレイの道内での飛行中止などを求めるよう秋元克広札幌市長あてに申し入れました。
北海道防衛局の発表によると、21日から23日にかけて、木更津駐屯地と北海道間の人員輸送、丘珠駐屯地(札幌市東区)、帯広駐屯地、旭川駐屯地で離着陸訓練が行われます。市議団は▽道内での飛行中止を政府に求める▽木更津駐屯地から丘珠駐屯地までの飛行ルートや同駐屯地での訓練の詳細の公表、道や関係市町村へ説明責任を果たさせる─ことを求めました。
町田隆敏副市長は「国に関係自治体への情報提供や安全管理の徹底などを要請した」と回答しました。
池田団長は「今回は自衛隊機であり、日本の判断で中止、飛行ルートの公開を行うべきだ」と強調。長屋いずみ市議(北区)は「防衛省は自衛隊オスプレイの安全性の根拠を示していない」と述べ、太田秀子市議(東区)は「民間も共用している丘珠空港の運用・整備、周辺地域に大きな影響を与えることになる」と指摘しました。