札幌市議会定例会で30日、日本共産党の小形香織市議が代表質問に立ち、「国葬」や統一協会問題、札幌五輪招致やめよと秋元克広市長を追及しました。
市は2030年の冬季五輪招致に向けて、北海道新幹線の札幌延伸、札幌駅前の民間再開発、1200億円を超えるアクセス道路と不要不急の巨大開発を進め、税金を湯水のように使っています。
五輪の招致断念、住民投票実施を求める小形氏の質問は、再々質問にまで及びました。
市民が反対する最大要因は声を聞かずに推進していることですが秋元市長は費用面の問題にすり替え、「大会の費用は大会の収益から出されるため税金からの支出はない」と強弁。小形氏が「市民の意向は反対に傾いている」とただすと、市長は、市議会が招致を決議し、「収益から出すから費用はかからないと説明すると市民から理解してもらえる。市民は勘違いをしている」と突っぱね、あくまでも”招致ありき”の強硬な姿勢を貫きました。
他会派は、招致後押しの大合唱でした。
代表質問後の傍聴者との懇談では、「秋元市長はきちんと答えていない。これだけ東京五輪での汚職が広がって大問題になっているのに、理解してもらえるなんて、あまりにものんきすぎる」と怒りの声が上がりました。