今月中旬から断続的に降り続いた大雪と除雪作業の遅れから、多数の交通障害が発生した問題で、日本共産党札幌市議団は21日、秋元克広市長に要請しました。除排雪作業の緊急強化で、市民生活を直撃している交通障害の解消、車道や歩道の安全確保、交通弱者の移動困難事例などの実態把握と再発防止を求めました。
雪害の影響は多方面にわたり、介護事業所では送迎ができず、サービスの利用を諦めた市民も出ました。
村上仁市議は「介護サービスを受けられない実態があり、繰り返さない対策の検討を」と述べ、小形香織市議は、緊急車両の遅れや交通弱者の実態についても同様に対応策を講じるよう訴えました。
吉岡亨副市長は「しっかり確認したい」と回答。紙智子、いわぶち友両参院議員が国に予算措置の上乗せを要請したと紹介すると、「市として、来週にも国に働きかけたい」と応じました。
要請では、雪を寄せる場がなくなった除雪業者の苦労が話題となり、雪害の解消に向けた見通しについても意見交換しました。