新型コロナウイルスの感染が全国で急拡大するなか、日本共産党札幌市議団は8月5日、「感染防止のために公費によるPCR検査の拡大を」と秋元克広札幌市長に対して5回目となる緊急要望を行いました。
札幌市内では3日に新たに21人が感染。20人を上回るのは約3カ月ぶりとして、市中感染が起きている可能性も指摘されています。すすきの地区ではスナックやキャバクラでクラスターが発生し、感染者が日に日に増えています。
村上仁市議団長は「市内での感染拡大を防ぐために、発熱などの症状がある方や濃厚接触者だけではなく、幅広くPCR検査等を充実させていくことが極めて重要」と強調し、医療機関の支援や検査体制の拡充を強く求めました。また、すすきの地区に臨時に開設されているPCR検査の体制拡充や、医療機関等の集団感染リスクの高い施設での職員に対する定期的なPCR検査の実施なども要望しました。
町田隆敏副市長は「市の検査件数も上がってきている。季節性インフルエンザが流行する秋冬に備えて、しっかり体制を取っていきたい」と答えました。