新型コロナウイルスの感染が拡大し、札幌市内で3例目(20日時点)となる感染者が発生したことを受け、日本共産党札幌市議団は21日、秋元克広市長に緊急申し入れを行いました。
申し入れでは、▽新型コロナウイルス感染症に対して、迅速で正確な情報提供を行うこと、▽市民からの相談に十分対応できるよう相談体制の強化をはかること、▽民間医療機関に協力を要請し、感染者の受け入れ態勢を整えること、▽PCR検査が集中することを考慮し、札幌市衛生研究所をはじめ検査体制の強化・拡充をはかること、▽高齢者、子どもが利用する福祉施設などへの感染防止策を講じること、▽感染者対応や公共交通など感染者との接触がある部署の職員の感染防止について万全の対策をとること を求めています。
村上ひとし団長は、「とくに濃厚接触の可能性の高い地下鉄などに乗務する職員や、高齢者、子どもの利用が多い福祉施設などへの感染防止策を講じる必要がある」と求めました。木下淳嗣保健福祉局長は、「収束がみえない状況ですが、適時・適切に対応をすすめていきたい」と応えました。