札幌市北区新琴似で水道管の本管から大量の水が噴出した事故で、日本共産党札幌市議団は1月18日、緊急点検と耐震改修計画の抜本的な見直しを求める緊急要望を市水道局に行いました。
市水道局が水道管からの漏水を発表したのは10日。事故現場で起きた漏水は1時間で130トン余、地下8㍍に埋設された水道管の接合部が破損したと見られ、漏水が砂を押し流し、アスファルトの下に縦6.5㍍、横5.5㍍の空洞ができていました。懸命の作業で復旧しましたが、交通量の多い幹線道路の直下であり、発見が遅れれば重大な事態になりかねませんでした。
緊急要望は、▽配水管の破損とみられる漏水の原因究明、▽事故現場の安全確保とともに、配水幹線の緊急点検を実施する、▽配水管の耐震改修計画を抜本的に見直し、早期に完了する計画をたてる―ことを強く求めています。
村上ひとし市議団長は、「最も重要なライフラインの水道の耐震化が急がれる。他の地域でも漏水が起こっている可能性がある」と緊急に総点検するよう求めました。
三井一敏水道局長は、「地盤の状態など優先順位の見直しも行いながら計画的に耐震化を図っていきたい」と答えました。
小室まさのり、長屋いずみの両市議候補が「水道局の迅速な対応で事故は免れることができたが、抜本的な改善なしに市民の安心は得られない」と訴えました。
>>配水管の緊急点検と耐震改修計画の抜本的な見直しを求める緊急要望