自衛隊と米海兵隊が8月、矢臼別をはじめ北海道大演習場でMV22オスプレイが飛来し、日米共同訓練を予定していることに抗議し、日本共産党札幌市議団は26日、オスプレイ訓練の中止を国に求めるよう秋元克弘市長に要請しました。伊藤理智子団長が応対した町田隆敏副市長に要請書を手渡しました。
要請書▽マオスプレイの訓練と飛行を中止する▽訓練の詳細について国に説明を求め、公表する▽(オスプレイの)フライトプランの事前公開を国に求める─を求めています。
町田氏は「住民の不安を払しょくするために国の責任で十分な情報提供を行ってもらう必要がある。市として住民の安全を確保するため十分な情報収集を図っていきたい」とのべました。
小形香織市議は、オスプレイが名護市の浅瀬に墜落した昨年12月の事故で防衛省が「不時着」としたことや、陸上自衛隊の南スーダンPKO(平和維持活動)の「日報」隠ぺいをめぐる問題で稲田防衛相に国民の怒りが広がっていると批判。「情報公開だけではすまされない。市が『オスプレイ来るな』と宣伝することが市民の安全を守ることになる」と強調しました。
村上仁、太田秀子、池田由美、田中啓介、平岡大介各市議と、長屋いずみ、吉岡弘子、千葉尚子各市議候補が参加しました。