このたびのいっせい地方選挙で日本共産党札幌市議団は5人から8人へと大きく躍進することができました。ご支援をいただいたすべてのみなさんに感謝いたします。
10区から12人の候補者を擁立し、「暮らし・福祉・雇用最優先の札幌市政を」と選挙で訴えぬきました。敬老パスの改悪を皮切りに、福祉切り捨てを行った上田市政に対する厳しい評価と自民・公明政権への悪政ストップの願いが日本共産党に寄せられたことを選挙期間中も実感してきました。
「戦争立法」反対。消費税増税中止、原発再稼働ストップの訴えは広く有権者に浸透したと思います。全員の当選は叶いませんでしたが、東区の複数当選をふくめ、西区・豊平区・厚別区での議席奪還は全市を励ます結果となりました。
8人になった札幌市議団は議案提案権を獲得しました。6つある常任委員会すべてに委員を配置、今後設置される予定の調査特別委員会には複数人の委員をおくことができます。代表質問は年間で30分増え170分となり、皆さんから寄せられた願いをさらに届けることが可能になりました。これからもたくさんの皆さんに傍聴に来ていただけたらと思います。
とりわけ議案提案を得たことにより、単独でも条例案を提出、市長提案の予算を含む議案に対する修正案も提出できることになりました。前上田市政で否決された公契約条例や、中小業者から要望のつよい住宅リフォーム条例の修正などから検討をすすめ、要求運動と結んで提案権を活用していきたいと考えています。
5月には臨時議会が行われ、議長・副議長の選挙が行われます。同時に第4会派として監査委員のポストが得られるかも注目すべき点です。6月に招集される新市長のもとで組まれる予算案、示される市政方針に対し代表質問には全力をかたむけ、市民の命・暮らし守る市議団の役割をおおいに発揮する決意です。