札幌市議会は6日、日本軍「慰安婦」問題にかかわって、北星学園大学(札幌市)が脅迫されている問題で、「個人を攻撃する卑劣な脅迫を許さない決議」を、賛成多数で可決しました。
決議は、同大学に対して元朝日新聞記者の非常勤講師を解雇するよう要求し、「なぶり殺しにしてやる」「すぐに辞めさせないと生徒を痛めつけてやる」などの脅迫状やメール・電話が相次いでいることに加え、講師とその家族も、顔写真をインターネットでさらされ、乱暴な言葉でおとしめるなど卑劣な攻撃を受けている事実を指摘。
札幌市議会として、「個人の人権を蹂躙(じゅうりん)するこのような不当な行為は、断固として容認しない」との姿勢を明らかにしています。
決議は、日本共産党のほか、自民、民主、公明など、無所属を除く全会派が共同で提出し、1人を除く圧倒的多数の賛成で可決されました。