日本共産党北海道委員会(青山慶二委員長)と党札幌市議団(井上ひさ子団長)は8日、20日に開催される「札幌航空ページェント」(北海道航空協会主催)で、米軍輸送機オスプレイが東日本では初めて飛来、展示されるとの報道を受け、催しの開催自体とオスプレイ飛来中止を要請するように上田文雄市長に申し入れました。
「航空ページェント」が開催される陸上自衛隊丘珠駐屯地(札幌市東区)の周辺は住宅密集地で、学校や病院など公共施設が多数あり、墜落事故が起これは大惨事になります。
道内では、陸自矢臼別演習場や空自千歳基地がオスプレイの訓練移転の候補地に浮上していることから、今回の展示はその布石との指摘もあります。
上田市長は「申し入れの趣旨はわかるが、まだ何も知らされていない状況である」とのべ、「オスプレイについては潜在的な不安はある。情報収集に努めたい」と答えました。
青山委員長は「ブルーインパルスの飛行も予定されていると聞くが、住民から不安の声も上がっている。市民の暮らしと安全を守るため、市長として中止を要請してほしい」と訴えました。