日本共産党の伊藤理智子札幌市議は19日、第1回定例市議会で代表質問を行い、来年度予算や暮らし・福祉など8項目について質問しました。
伊藤市議は安倍政権による憲法改定の危険な動きに対する上田文雄市長の見解を求め、上田市長は「憲法9条は世界に誇り得る崇高な理念を規定したもの。その精神は世代を超えて受け継ぎ、尊重していくべきです」と答えました。
指定管理施設で働く労働者の実態調査と官製ワーキングプア解消のために公契約条例の制定を、との伊藤市議の求めには、生島典明副市長が「(実態)調査のためにも、公契約条例の制定が必要」との認識を示しました。
孤立死の防止のため、ライフラインとなる電気・水道・ガスなどの公共機関と市が連携を強めることも求めました。北海道ガスは、ガス料金の滞納があり最終支払い期日が過ぎてしまった利用者が、支払い約束期日を伝えても、「会社の方針」だとして一方的に供給停止。伊藤市議は、ガス暖房を止めることは生命に直結する重大問題であり、市民の立場にたった対応をするように北海道ガスに働きかけることを強く求めました。市は「今後とも協議を継続する」と答弁しました。