日本共産党の宮川潤札幌市議は16日、札幌市議会第2部決算特別委員会で、国民健康保険料の引き下げを求めて質問しました。
宮川議員は「昨年度は一般会計から国保会計に95億2500万円の繰り入れを予算計上したが、実際に繰り入れたのは67億2900万円だった」と指摘。「浮いた約28億円を保険料の引き下げに回せば、I世帯あたり9300円の引き下げが可能となる。国保料の引き下げに踏み出すべきです」と迫りました。
川上佳津仁保健医療部長は、「昨年度の一般会計からの繰入金は予算よりも少なかったとはいえ、依然として多額であり、保険料の引き下げに回すことは難しい」と答弁しました。
宮川議員は「札幌市の国保会計の累積赤字は解消している。市民は高い国保料の納付に苦労している。国保料を引き下げてほしいという市民の気持ちを受け止めるべきです」と主張しました。