2012年札幌市議会第1回定例会は28日、一般会計予算など議案32件、「衆議院の比例代表定数削減に関する意見書」など意見書10件を可決して、閉会しました。
日本共産党の小形香織議員(中央区)は討論で、保育料の一律10%の値上げ、延長保育料の免除を見直す値上げなど「子育て世帯への負担増が盛り込まれている」と指摘。共産党は一般会計予算に反対しました。
また、白石区姉妹孤立死事件について述べました。姉妹は区役所保護課に3回も足を運び、申請することなく亡くなったことから小形議員は、保護課に来た人には職員が申請できることを伝え、申請意思を確認、申請書類を渡し、口頭の申請でも受理することを「間違いなく実行することが重要」と訴えました。
国に対する意見書では、消費税増税に反対する意見書は自民、民主、公明、市民ネットの反対で否決されましたが、「衆議院の比例代表定数削減に関する意見書」が民主のみ反対、他会派が賛成して可決されました。
「保資料の値上げを行わないこと」を求める陳情など関係16件の陳情は、自民、民主、公明、市民ネットの反対で否決されました。