murakami 日本共産党の村上仁札幌市議は21目、市議会決算特別委員会で「都心アクセス道路」の問題点をただしました。
 札幌市は、「創成川通(都心部を南北に通る)機能強化」のために1000億円規模(地下構造の場合)とされる都心アクセス道路を推進しています。
 村上議員は、創成川通の混雑度が最低ランクで新たな道路建設は不要とのべ、「アクセス機能強化の必要性」という論拠を一つひとつ批判。「石狩湾新港との連携強化というが都心に入る貨物はあるのか。貨物の9割以上はLNG液化天然ガスや木材チップなどで都心に入ってくるものはない」との指摘に、山形文孝総合交通計画部長は、「調査中」とのベ根拠を示せませんでした。
 創成川通を通過する車の所要時闘が12~54分(冬期)で「速達性・定時性が確保されていない」という市の言い分について「データを見ると所要時間が12分から26分までが全体の90.2%を占め、54分は1件(1.6%)だけだ。この日がたまたま猛吹雪で異常な渋滞だったからではないか」と批判しました。
 市民向けパンフレットにある「都心に行く機会が増え買い物消費額が年問16億円増加、渋滞解消でガソリン代が年間8000円の節約」との記述は「道路を造りたい側の宣伝でしかない。正しい情報を提供し市民の意見を聞くべき」とただしました。
 秋元克広市長は、「適宜情報提供し、市民の意見を聞くことは重要」とのべました。