五月三十日、札幌市議会第二回定例会の最終日、私は、庶民増税に反対する討論に立ちました。
その主な内容は、軽自動車、二輪車、新規登録から十三年以上を経過した自動車に対する増税を来年度から実施するというものです。
働く人の賃金は下がり続け、一九九七年度と比べ、年収で平均七十万円も下がっているのです。年金も削減される一方、消費税は増税し、物価も上がっています。
ガソリンは、一リットル百六十円を超えています。
ぞういうなかで、よく売れているのが軽自動車です。
庶民が生活防衛のために、小さい車に乗り、節約しようとしているところに、軽自動車の増税は許せません。
また、四輪車に乗ることをやめ、原付にかえる人もいらっしゃると思います。
車の買い換えは、そう簡単にできることではありません。古くなった車の手入れをしながら、大事に長く乗る人も多いはずです。そこへの増税など、とんでもないことです。
私は、庶民の暮らしを守る立場で、増税に反対いたしました。
しかし、札幌市議会で、この増税に反対したのは、日本共産党だけで、賛成多数で、増税案は可決されてしまいました。
増税するなら、庶民ではなく、大企業・大資産家にすべきです。