五月十日、札幌保育連絡会会長の木下康典さんが亡くなりました。
木下さんの長男と私の次女が、同じ年齢で、同じ保育所に通ったパパ友であり、保育や学童保育の運動を一緒に進めてきた友人でもあります。
七日、共通の友人Nさんから電話があり、「宮川さんを選挙で勝たせるための打ち合わせをする約束だったので、木下さんの家に行ったら、いないんだ。仕事中の事故で入院したらしい」とのことでした。
健康だった木下さんが、突然の事故に会い、意識を回復することなく、三日後に亡くなりました。彼は注意深く、安全を心がける人で、人が運転する車に乗ると、決まって「危ないから、スピード落とせ」と言うことが、私たちの間では有名になっていたほどです。そんな彼が事故にあったことは、今も信じられません。
奥さんや、子どもたち(十九歳の長男、中学二年生の長女)には、厳しい現実ですが、どうにか乗り越えていってほしいですし、そのために支えていこうと思います。
彼は、ビラをつくることを得意としていました。今どき珍しい手書きのビラです。
彼が最後に作った後援会ビラには、「○○ちゃん(私の娘の名)の父さんを勝たせよう」と書いてあります。彼の長男と私の次女、その同級生たちは、来年四月のいっせい地方選挙が初めての選挙になるので、子どもたちに選挙を呼びかけているのです。
私は、彼の選挙に向けた決意をしっかりと受け止めます。そして、勝利して、彼に報告をしたいのです。