私は日本共産党を代表して、ただいま市長から上程された議案3件中、議案第25号、監査委員選任に関する件に反対、残余の議案2件と諮問第1号には賛成の立場で討論を行います。
最初に申し上げておきますが、私ども日本共産党は、監査委員として市長が提案している議員の方が、人物として問題があるという理由で反対するものではありません。市長の人選の仕方、つまり第1会派である自民党と、第3会派である公明党からの選出の仕方に問題があるため、この議案に反対するものです。
本市議会ではかつて、第1会派から議長、第2会派から副議長、そして第3および
第4会派から監査委員を選出していました。
しかし、1993年、私ども日本共産党が第4会派になった時から、第4会派の日本共産党には監査委員を渡さず、第1会派が議長と監査委員の2つのポストを独占するように変わりました。
我々市議会議員は選挙で選ばれ、その選挙による市民の選択の結果が各会派の議席数になります。したがいまして、どの政党や政治勢力であったとしても、第1会派から第4会派で議会三役のポストを分け合うことが市民の負託に応える議会運営ではないでしょうか。
議場におられる皆さん一人一人が、どの会派に所属していたとしても、党利党略ではなく、市民の少数意見も尊重される議会運営、そして議会制民主主義を徹底することに真剣であるべきと考えます。
あらためて、大会派が常時ポストを独占するのではなく、監査委員は第3及び第4会派から選出すべきです。よって、議案25号には反対します。
以上で私の討論を終わります。