札幌市は4月から、保育料の10%値上げを決めました。日本共産党市議団は保育料値上げを含む新年度予算案に反対しましたが、自民、民主、公明、市民ネットの4会派の賛成多数で可決されました。4会派は「保育料値上げ反対」「児童クラブ利用料導入の見直し」を求める市民の陳情にも反対しました。市議会予算特別委員会で「保育料値上げ反対」の陳情趣旨説明をした、北の星東札幌保育園父母の会の青木良之さん(36)から、値上げを決めた3月28日の本会議傍聴の感想が寄せられました。
傍聴した市民が感想
わが家では5歳の息子が保育園にお世話になっていますが、保育料が10%値上げされたので4月から月3万円近くになり、家計の負担が増えます。
私たちの保育園では地元白石区選出の各党の市議を招いて懇談会を関きました。その時は「保育料の値上げに反対」と言っていた議員も、採決では「賛成」しました。
保育料値上げに関して市側は、「市民みんなが保育園を利用しているわけではないのだから、利用している人だけが恩恵を受けるわけにはいかない」と説明していました。保育園の利用者が利用しないところにだって税金は使われているわけで、全く筋の通らない説明だと恩いました。
私たちは切実な思いで傍聴していましたが、居眠りを続ける緊張感のない議員も多く、休憩時間に「眠そうだね」「睡魔だけにスイマセン」などと話しているのを間いて、もっと真剣にやってほしいと強く恩いました。
いろいろな立場の市民がいると思いますが、少しでも弱い立場の人の助けになる政治をしてほしいです。