札幌市議会で日本共産党の村上ひとし市議は6月30日、子どもの貧困、雇用、医療など8項目について代表質問を行いました。
村上市議が「戦争法案反対の声は日増しに増えている」と、秋元克広市長の認識をただしたのに対し、秋元市長は「国において十分な審議を尽していただきたい」と述べるにとどまりました。再質問で村上市議が、態度を明らかにすべきだと求めましたが、最後まで明言を避けました。
また、経済的な理由により適切な医療を受けられない患者が利用できる無料低額診療事業について、村上市議は、医薬分業により、保険調剤薬局では事業が利用できなくなり、薬代が払えず、薬をもらわない患者がいる実情を告発。「旭川、苫小牧、青森、高知市では、市独自の助成を実施している。国に制度改正を求めると同時に、市独自でも助成すべきだ」と求めました。
板垣昭彦市長は「調剤について、国が検討していると聞いている。動向を注視したい」と答弁するにとどまりました。