4月からの介護保険料の値上げ案が市から示されました。
現在、月額の基準額は4130円ですが、これを12.7%引き上げ4656円にしようというものです。
市は当初4800円程度の保険料を想定していました。基本的には介護報酬の改定率が2~3%と見込んでいたのに、1.2%と低かったこと、地域区分の見直し(札幌市の人件費の割り増し率)が5%から3%に引き下げられたことによります。
当初より保険料が下がったと喜んではいけません。高齢者を直撃する値上げを許す訳にはいきません。
また介護報酬や人件費が上がらないということはサービスを提供する事業者やそこで働く人が大変な思いをするのです。
生活援助サービスの内容も必要な介護が受けられないものに変えられようとしています。
良い介護サービスを提供したいと思う事業者にとっても、必要なサービスを受けたいと願う高齢者にとっても、今回の介護保険料見直しは受け入れ難いものではないでしょうか。
第二回定例市議会が14日から始まります。より良い介護保険になるよう論戦を尽くします。