このほど「新日本婦人の会」という市民団体と懇談する機会がありました。そこで話題になったのが今年度始まる中学校での柔道の授業の事でした。皆さんは中学１～２年生で女子も必修になったのをご存知だったでしょうか？
男女とも武道では柔道・剣道・相撲の中から各学校や自治体が選択しますが、札幌では柔道と決まりました。しかし柔道においては、男子の体育授業や部活動で、死亡事故に至るものも含めて、突出して事故が多くおきています。保護者はもとより、先生も大変心配しています。
また、女子の指導にあたる女性の体育教師も大変です。 男性教師と違って柔道の経験がない方もいらっしゃいます。市教委は６月中に研修をおこない、学校によっては秋頃から柔道の授業が始まります。専用の格技室がない学校がまだ４割近くあり、やはり事故への心配はつきません。
保護者の皆さんには柔道着を新たに買わなければという問題もあります。義務教育と言いながら教材、副読本、用紙代など様々な支出を余儀なくされていて、これ以上の負担は無理という方も少なくありません。１～２年生で、１０～２０時間の授業でしか使わないのであれば、学校備え付けにするなど保護者負担を軽減する事も求められます。 私ども日本共産党市議団は、この問題も３月の市議会で取り上げました。左記でも懇談会のご案内をしていますが、一ヶ所でも多く懇談会等を開催し、多くの方々の声を議会に届け、要望実現や不安解消に努めていきます。
自民・民主・公明・市民ネットの賛成で保育料の一律１０％値上げが成立
日本共産党市民と連帯し一貫して撤回を要求
「手取り１３万円で子どもと２人で生活している家庭に、保育料を１０％も値上げされては家計が成り立たない」・「児童クラブの延長保育料が有料になったら、子供が一人で家で留守番をすることになる」。３月２３日の市議会予算特別委員会では、保育料の値上げなどに反対する１６件の陳情が審議され、陳述人から切実な実態が訴えられました。
自民・民主・公明・市民ネットが保育料値上げなどに賛成
しかし３月２８日の市議会本会議で、自民・民主・公明・市民ネットは、市民から提出されていた陳情１６件を否決。保育料の一律１０％の値上げ・延長保育料の免除を見直す値上げ・児童クラブ延長保育の有料化に賛成し、子育て世帯への負担増を押し付ける市の値上げ案が可決されました。
日本共産党は予算案に反対
２０１２年札幌市議会第１回定例会は３月２８日に一般会計予算など議案３２件、「衆議院の比例代表定数削減に関する意見書」など意見書１０件を可決して、閉会しました。
日本共産党は、保育料の一律１０％の値上げ、延長保育料の免除を見直す値上げなど「子育て世帯への負担増が盛り込まれている」と指摘し、一般会計予算に反対しました。
また、白石区姉妹孤立死事件について、日本共産党は、保護課に来た人には職員が申請できることを伝え、申請意思を確認、申請書類を渡し、口頭の申請でも受理することを「間違いなく実行することが重要」と訴えました。
自・民・公・市民ネット「消費税増税に反対する意見書」に反対
国に対する意見書では、消費税増税に反対する意見書は自民、民主、公明、市民ネットの反対で否決されました。
一方、「衆議院の比例代表定数削減に関する意見書」は民主のみ反対、他会派が賛成して可決されました。
