新しい内閣が発足し、連日テレビに出てくる画面を見るにつけ、数年前にタイムスリップしたように錯覚してしまいます。
政権交代が実現したのは3年4ヶ月前でした。たくさんの方が、「何か変わる」・「変わってほしい」と願っていました。政治に対する期待が高まっていました。
しかし今は、絶望までは行かなくとも、「期待しない」・「分からない」という国民が増えていると感じています。新年を迎え地域の連合町内会や団体の新年会にお伺いする機会が増えていますが、「民主がダメ過ぎだっただけで、自民が勝った訳じゃないからな」と言う方が本当に多くいらっしゃいます。2割程度の得票で6割の議席を獲得した自民党に、国民は全てを託しているのではありません。
今回の総選挙で争点になりきらなかった憲法問題はこれからの重要な問題です。選挙前に「日本の右傾化を止めるために頑張ってほしい」・「憲法を守る砦になって」と言っていた方からの年賀状には、「この国が誤った方向に行かないように、一人ひとりが踏ん張るしかなくなりました」とありました。大きな会社の経営者で、共産党との接点はほとんど無かった方です。
こうした声をしっかり受けとめ頑張らなくてはと、あらためて決意しています。