5日の市議会本会議での共産党市議団の代表質問にはたくさんの方々が傍聴に来て下さいました。本当にありがとうございました。
代表質問では始めに上田市長の政治姿勢をただす質問を行いました。
安倍総理が今度の参院選挙で争点にしたいと言った憲法改定について、上田市長は「現行憲法は今の時代を先取りした価値観を持っている。憲法99条には天皇・国務大臣・国会議員・裁判官・公務員は憲法を尊重し擁護する義務を負うとあり、時の権力者によって好き勝手に憲法が変えられるようにハードルを下げるべきではない」という主旨の答弁を行いました。
しかしその一方で、生活保護基準の引き下げについて訊かれると、「デフレが続いているにもかかわらず基準学は据え置かれていて、物価動向を見て国が客観的・合理的に見直していると考える」と答えました。
市長の頭のなかには憲法25条は存在しないのでしょうか?基本的人権という日本国憲法の3原則をないがしろにして、「時代を先取りした価値観」と言うとは開いた口が塞がりませんでした。
ちなみに弁護士法の第1条(弁護士の使命)では、「第1条 弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」と記されています。