日本共産党 札幌市議会議員 坂本きょう子

日本共産党 札幌市議会議員
坂本きょう子

 私、イチローは好きなのですが、どうにも気にいらないコマーシャルがあるのです。
 おばあさんがいつも買い物に行く商店が閉店してしまいます。隣町まで買い物に出かけるのは大変。そこで役所と通信会社が連携して家にいても必要なものが買えるようになる。おばあさん大助かり…といった内容です。
 たしかに家に居ながらにして買い物出来たら楽だと思います。これから冬を迎える札幌では車がなければまとめ買いも出来ません。行きは徒歩やバスなどの公共交通を使 っても、大きな荷物のある帰りはタクシーを使わざるを得ないこともたびたびです。
 だからと言って通信機器を用いての買い物だけで満足でしょうか。実際に目で見て手に取って選ぶのが安心ではないでしょうか。お店の人や行き交うご近所の方との会話が楽しいのではないでしょうか。
 私達の暮らしは色々な文明の利器(古い言葉に感じますが)によって便利になりましたが、人間同士の触れあいが人生の深み奥行きを作り出すのだと思います。便利さと引きかえに、とても大切なものを失っていると感じています。
 北区では、大型店・商店街がなくなり買い物弱者が深刻な現実的問題です。今おこなっている議会でも住民の願い前進のため声をあげていきます。