先月末の5月30日から第2回定例市議会が始まりました。
今議会で提案された補正予算案のうち、4,400万円は認可保育所で働く保育士の給与を月額1万円程度引き上げるために充てられることになっていますが、全額国からの補助で賄うことになっており、市が上乗せをしてさらに賃金の向上をはかることが求められます。低賃金・過重労働で10年経たずに辞める方がほとんどという現状も改善しなければなりません。
また、この4月1日の待機児童数は398人で、去年の929人より大幅に少なくなったように報道されていますが、親が自宅で求職活動をしている子ども215人や兄・姉と同じ保育所だけを希望する子ども359人などは待機児童に加えていません。待機児童数が減っているように見せかける細工をしているのです。
安心して子育てと仕事が両立できるように、また安心して保育士の仕事を続けられるように、改善を進めなければなりません。