札幌市北区の「住み良くする会」と日本共産党の坂本恭子市議、太田秀子衆院北海道2区候補は1日、北海道中央バスに住民の要望と、精神障がい者の運賃割引の実施を申し入れました。
住民からは、高齢者や障がい者の方でも乗降しやすいように低床バスの増車、吹雪、積雪のための屋根付き待合所の設置、増便や運行ルートの変更などの要望が出されました。
坂本市議と太田候補は国土交通省のバスの標準運送約款が7月31日に改定されたことを受け、これまで運賃割引の対象とされていなかった精神障がい者への割引の早期実施や、札幌市が行財政改革プランの中で敬老パスの見直しを検討しており、中央バスとして見直しに反対するように求めました。
中央バス側は、「バス更新による低床車等の導入を随時行い、運行ルートの変更などは真剣に検討する」としましたが、精神障がい者への割引実施や敬老パスについては「自治体が主体で行うべき問題」としました。
これに対し、坂本市議と太田候補は「精神障がい者への割引について、市の対応を待つのではなく、中央バスとしても積極的に申し入れ、実施するにはどうすればよいのか、市などとも協議すべきです」と実現を強く求めました。